オピネルナイフの黒錆加工

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山のあれこれ

はい!どーも!岳丸です!

今日はタイトルの通り、オピネルナイフの黒錆加工についてお話しします。

オピネル社は、折りたたみナイフを製造しているフランスのメーカーで、100年以上の歴史を持つ会社です。日本で一般的に売られている材質はハイカーボン製と、ステンレス製の2種類があります。ハイカーボン製は研ぐことで、とても切れ味が良くなります。岳丸が研いだ#07のナイフでは丸めた新聞紙もザックリ切れちゃいます!ただし、錆が発生しやすいので、使用後に水気を切ったり、念入りな掃除が必要です。対して、ステンレス製は錆が発生しにくく、少し雑に扱っても致命的な錆は発生しにくいです。ただし、切れ味はハイカーボン製には及びません。硬い材質ですが定期的に研いであげる必要があり、ハイカーボン製とは違う手間がかかりますが、比較的管理は楽だと思います。どちらを選ぶかは、個人の趣味なのかなと思いますね。岳丸は、手間がかかっても品質が良く、長く愛用出来るものを選ぶ趣向があるため、カーボン製一択でした!

ちなみに黒錆加工とは、紅茶などに含まれるタンニン酸と鉄が酸化反応することで、表面に黒い酸化被膜を形成した状態のことです。形成された酸化被膜により、気中の酸化物質(塩、酸性雨等)の浸入を遮断することで、赤錆が発生するのを防止することができます。南部鉄器などが、その部類ですね。まあ、詳しくはググってください!文系の岳丸には、よくわかりません!

そもそも黒錆加工を何故かけようと思ったのかと言うと、このオピネルナイフですが、前述の通りものすごく錆びるんです!野菜を切って、ちょっと放置するだけですぐに赤錆が出てきます。なので、釣りでは使えないので、登山オンリーの使用です。山には毎回持っていくのですが、使うのは3回に1回くらい…。しかし、山で持ち歩くと、湿気に当てられるのが常。気づいた時に、真っ赤になってしまっています。そんな理由から、メンテナンスを少しでも楽にするために、黒錆加工をかけることにしました!

それでは具体的な作業内容を説明していきます!

必要なもの

①オピネルナイフ
②ポッカレモン(お酢でもOK)
③Tパックの紅茶
②,③はダイソーで買いました。

その他にナイフを漬けるための容器(ペットボトルなど)、クリップ(漬ける時に、ナイフを吊るのに役立ちます)、革手袋、食器用洗剤などです!

作業手順

①ロックリングを外す。

最初にナイフを分解します。ロックリングをロック状態にしたまま、ナイフを引き上げるとロックリングが簡単に外れます。この作業時は、革手袋など着けて安全第一に作業してください。人によっては、柄とナイフを完全に分解する方もいますが、固定ピンを破損させたりする危険性もあるので、岳丸はやりません!

ロックした状態でナイフを開くと…
簡単に外れます!!

②ナイフの脱脂

 食器用洗剤で、ナイフ表面の脂を除去します。表面に汚れがあると、その部分には酸化被膜が形成されません。しっかりと落としましょう。

③紅茶の煮出し

紅茶を煮出して、濃い紅茶を作ります。大体100mlに1パックくらいでいいかと思います。沸騰させた水にTパックを投入し10分程煮詰めてください。

④浸け置き液の作成

 煮詰まり濃ゆい紅茶が出来上がりましたら、浸け置き液を作ります。大体、紅茶:ポッカレモンを8:2くらいで混ぜます。

⑤ナイフの浸け置き

 ナイフを浸けます。大体2〜3時間ほどとネットにありますが、途中出掛けていたこともあり、4時間浸けちゃいました笑 まあ、だいたいでOKです笑

4時間後、溶液は黒くなり気泡が発生してました

⑥乾燥

 十分に浸けたら溶液から取り出し、流水で流します。まだ、酸化被膜はブレードに定着していないため、触ると被膜が取れてしまいます。ドライヤーで乾かして、柄の部分がしっかり乾くまで養生してください。

ドライヤーはやっぱPanasonicだよね!

⑦ロックボルトの装着(完成)

 乾燥後、ロックボルトを戻します。ロックボルトを戻す際は、革手袋などを必ず着けてください。ナイフを折りたたみ、着脱が出来る向きでハメます。戻すのは押し込めば簡単に出来ますので、手を切らないよう注意しながら作業をしてください。はめ込んだら完成です。

武装色の覇気を纏ったようです笑

もう少し暖かくなったら、こいつを持って山菜採りに出掛けようと思います!

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